今回は「カヌレ」を作ります。
「カヌレ」は「ケーキ屋さん、焼き菓子店」などで買うと、意外といい値段しますよね。
しかし、カヌレは意外と簡単で安くできるので、家庭でも作ることができます。
今回は基本の「プレーン味のカヌレ」を紹介します。
レシピ

工程

1、焦がしバターを作る
まず、焦がしバターを作ります。
鍋に無塩バターを入れて「中火」で火にかけます。

焦がしバターなので、ある程度「茶色」にする必要があります。
しかし、焦がし過ぎると、苦みで出てしまうので、「黒色」にはしないように注意です。
※バターの量によりますが、意外と早く色が付くので、目を離さないようにしてください。
↓↓このくらいの「茶色」もしくは「もう少し濃い茶色」ぐらいがベストです。

2、牛乳を加えて温める
焦がしバターができたら、そのまま、そこへ牛乳を一気に加えます。
牛乳を入れたら、これ以上、バターに色が付くことがありません。
そのまま中火で火にかけていきます。

沸騰直前まで温めたら、火から外して、そのまま冷ましておきます。

3、全卵とグラニュー糖を混ぜ合わせる
牛乳を冷ましている間に、全卵とグラニュー糖をボールに入れ、混ぜ合わせます。

しっかり混ぜます。

4、薄力粉を加えて混ぜる
全卵とグラニュー糖が綺麗に混ぜったら、薄力粉を加えます。
薄力粉はふるって入れるようにしましょう。

手早く、均一になるように混ぜます。
※ここで混ぜすぎると、大きく膨らんでしまうので注意です。

5、牛乳を加えて混ぜ合わせる
沸騰直前まで温めて、冷ましている牛乳を加えて、混ぜていきます。
※この時牛乳の温度が50~60℃くらいならベストです。
1回でいれずに、数回に分けて入れると良いです。

↓↓数回に分けて入れます。

↓↓全部きれいに混ざりました。

6、1度こして冷蔵庫で休ませる
生地ができたら、「シノワ」や「ザル」でこしてから、冷蔵庫で休ませます。
1晩冷蔵庫で休ませます。
生地ができてから、すぐにカヌレを焼かずに、ここで「1晩休ませる」ことがポイントです。
1晩休ませることで、生地が膨らみすぎてしまうの防ぐことができます。
また、生地が安定して、均等に膨らみやすくもなります。

7、常温に戻す
翌日、冷蔵庫から生地を出します。
1時間くらいそのまま放置して、生地を常温に戻します。

8、バニラエッセンスを加えて混ぜる
生地が常温に戻ったら、ボールに移して混ぜます。
生地が均一になったら、「バニラエッセンス」をお好み量を入れて、混ぜます。
※「ラム酒やブランデー」を入れる方はここで一緒に入れます。

9、型に流し入れる
あらかじめ、型に常温に戻したバター(別途)を塗っておきます。

↓↓今回は100均で買ってきた「シリコーンカヌレ型」を使いました。

型にバターを塗ったら、生地を流し入れます。
生地をボールから「計量カップ」などに移すと、流し入れやすいです。
※注ぎやすい容器なら何でもOKです。

型の9割くらいまで生地を入れます。

10、焼成する
210℃で予熱が必要です。
予熱が終わったら、210℃で20分、その後、180℃に温度を落として40分焼きます。
あとは、色を見ながら時間調整していきます。

11、少し冷まして型から出す
焼成後すぐに型から取り外さないで下さい。
10~15分くらいそのままで放置してから、型から外すようにしましょう。


うちでプロぱんポイント
・型の種類
今回はシリコンのカヌレ型を使いましたが、シリコン以外にも「銅、ステンレス」などで出来たものもあります。
表面カリカリのカヌレを作りたい場合は、やはり「銅やステンレスの型」を使うほうが良いです。
最近では様々な種類のカヌレがあり、シリコンの型を使うことも増えています。
また、カヌレ型を使わないで作ることもできます。
↓↓写真下のグラシンカップを使ってもカヌレを作ることができます。


・「100均の型」を使った焼き菓子「バナナブレッド」はこちら↓↓
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