「クロックムッシュ」とはハムとチーズを挟んで、ベシャメルソース(ホワイトソース)を塗ったり、かけたりしたものを焼成した「ホットサンドイッチ」です。
「クロック」とはフランス語で「カリカリ」という意味なので、表面が「カリカリ」していることも重要です。
また、2、3日経って、少し硬くなったバゲットや食パンなどで作っても美味しくできます。
レシピ
![](https://utidepropanblog.com/wp-content/uploads/2022/06/クロックムッシュ-1.jpg)
ベシャメルソース 工程
1、無塩バターをにかけて溶かす
無塩バターを鍋に入れて、火にかけて溶かしていきます。
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バターが溶けました。(焦がさないように注意!)
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2、薄力粉を加えて火を入れる
バターが完全に溶けたところで薄力粉を加えます。
↓↓薄力粉を入れます。
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薄力粉を入れたら、火を弱火に落とし、しっかりと火を入れていきます。
ここの工程があまりにも早いと、粉っぽさが残ったベシャメルソースになってしまいます!!
また、しっかり混ぜながら、火にかけないと、ダマになる原因になります。
薄力粉を入れたら、しっかりと混ぜていきます。
↓↓薄力粉を加えてすぐの時は下のように塊になりますが、気にしなくてOKです。
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↓↓弱火にかけながら、混ぜていくと塊がなくなって、なめらかになります。
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↓↓のように全体が「ふつふつ」と気泡が出てきたらOKです。
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3、牛乳を加えて混ぜる
牛乳は4~5回くらいに分けて、少しずつ入れていきます。
一気に入れるとこれもまたダマができる原因になります。
↓↓2回目を入れたところです。
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↓↓最後(5回目)の牛乳を入れました。
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↓↓最後の牛乳が混ざりました。
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4、好みの固さになるまで混ぜる
焦げないように混ぜながら、好みの固さにしていきます。
ベシャメルソールの固さは使う用途によって決めます。
シチューなどを作る場合は、牛乳がしっかりと混ざったところで完成ですが、
今回はパンに塗るので、ある程度トロッとした状態(少し粘度がある状態)にしていきます。
↓↓見極めのポイントはベシャメルソースに「艶」が出ていることです!!
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↓↓もう1つの見極めポイントは、ホイッパーですくった時に、少し、ホイッパーに絡まるように落ちる!!ということです。
(今回はパンに塗るので、ある程度の粘度が必要だからです!!)
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5、塩をで味を調整する
最後に塩を加えて、味を調えます。
今回は塩のみで、味をつけていますが、「コショウ」を加えてもOKです。
これで「ベシャメルソース」の完成です。
マッシュルームバター 工程
1、ホワイトマッシュルームを粗みじん切りにする
今回は包丁でみじん切りにしましたが、「フードプロセッサー」があれば、使ってもOKです。
↓↓石づきは落としました。
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↓↓あまり大きすぎてもダメですが、ある程度、小さくみじん切りになっていればOKです。
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2、マッシュルームが1/3くらいの量になるまで炒める
少量の油を入れ、炒めていきます。
マッシュルームを入れたら、塩を少ししておきます。
(この塩は「味付けの意味」もそうですが、浸透圧を利用して、「早く水分を飛ばす意味」もあります。)
↓↓始めはこのくらいのかさがあります。
![](https://utidepropanblog.com/wp-content/uploads/2022/06/DSC_1711-576x1024.jpg)
↓↓炒めていくと1/3くらいのかさになりました。
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この後の工程でバターと混ぜるので、マッシュルームが暖かいと、バターが溶けてしまうのでしっかりと冷まします。
3、無塩バターと一緒にして混ぜる
マッシュルームがしっかりと冷めたら、常温に戻しておいたバターと一緒に混ぜていきます。
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これで「マッシュルームバター」の完成です。
クロックムッシュ 工程
「ベシャメルソース」と「マッシュルームバター」が準備できたので、これから、「クロックムッシュ」を作っていきます。
1、パンの片側にマッシュルームバターを塗る
↓↓まな板や作業台にパンを並べます。
(隣同士がペアです。)
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↓↓片側に「マッシュルームバター」を塗ります。
![](https://utidepropanblog.com/wp-content/uploads/2022/06/DSC_1724-1024x576.jpg)
2、反対側にベシャメルソースを塗る
「マッシュルームバター」を塗っていない側のパンに「ベシャメルソース」を塗ります。
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3、黒コショウとクミンを振りかける
この2つの材料に関しては、お好みです。
特に「クミン」は独特な香りがするので、得意ではない方は、省いてもOKです。
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4、スライスハムを2、3枚乗せる
初めにスライスハム2~3枚重ねて、半分にカットしておきます。
↓↓それを片側のパンに乗せます。
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5、ミックスチーズを乗せる
ハムの上にミックスチーズを乗せます。
お好みの量です。
チーズが好きな方はたくさん乗せてもOKです。
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6、重ねて、フライパンで焼く
↓↓左右のパンを重ねます。
![](https://utidepropanblog.com/wp-content/uploads/2022/06/DSC_1738-1024x576.jpg)
↓↓意外と高さがあります。
![](https://utidepropanblog.com/wp-content/uploads/2022/06/DSC_1741-1024x576.jpg)
フライパンに並べて、表面に色を付けていきます。
今回のレシピではフライパンに並べる時に油をしません!!
油をするとパンが全部吸ってしまって、しつこい(くどい)仕上がりになってしまいます。
※クロックムッシュは「パンを卵液につけるレシピ」もあります。そのレシピではよくバターを使います。
↓↓フライパンに並べます。
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数回ひっくり返しながら、両面にきれいな焼き色が付いたら、フライパンから取り出します。
↓↓両面にきれいな焼き色が付きました。
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7、天板に並べて、表面にベシャメルソースを塗る
今回、私はオーブントースターを使って、仕上げていきます。
(普通のオーブンでも問題なくできます!!)
アルミホイルを敷いた、天板の上に乗せます。
↓↓天板にパンを乗せました。
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上のパンの表面に「ベシャメルソース」を塗ります。
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8、粉チーズを振って焼成する
表面に粉チーズをお好みの量を振りかけます
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↓↓写真ではわかりにくいですが、粉チーズをふっています。
![](https://utidepropanblog.com/wp-content/uploads/2022/06/DSC_1762-1024x576.jpg)
粉チーズをふったら、オーブントースターの中に入れて焼成していきます。
![](https://utidepropanblog.com/wp-content/uploads/2022/06/DSC_1764-1024x576.jpg)
表面においしそうな色が付いたら出来上がりです!!
(温度にもよりますが、大体5~10くらいできれいな色が付きます。)
ちなみに私の使っているオーブントースターは温度調節ができません。悲
※もし、普通のオーブンを使用する場合は、180℃~200℃くらいの温度で焼成するといいと思います。
↓↓おいしそうな焼き色が付きました。
![](https://utidepropanblog.com/wp-content/uploads/2022/06/DSC_1766-1024x576.jpg)
![](https://utidepropanblog.com/wp-content/uploads/2022/06/DSC_17762-1024x504.jpg)
これで「クロックムッシュ」の完成です!!
うちでプロぱんポイント
・クロックマダム
![](https://utidepropanblog.com/wp-content/uploads/2022/06/DSC_18012-1024x660.jpg)
「クロックムッシュ」と「クロックマダム」は一緒にセットで覚えておくといいですよ。
簡単に説明すると、「クロックムッシュ」の上に「目玉焼き」を乗せたものが「クロックマダム」です!!
え、本当にそれだけ?って思いますよね。
私も疑問に思ったので、昔、友達のフランス人に聞いたのですが、↑↑と同じ説明をしていました。笑
・「クロックムッシュとクロックマダムの違い」はこちら↓↓
・たくさんあるレシピ
「クロックムッシュ」のレシピはたくさんあります。
「フレンチトーストのように卵液につけてから作るもの」や「ベシャメルソース(ホワイトソース)をふんだんに使って作るもの」、「フライパンの中にバターを大量に入れて「揚げ焼き」のようにする」レシピなど、たくさんあります。
それから、フライパン1つで作るものから、オーブンだけで作るもの、今回私が紹介したような、フライパンとトースターorオーブンを併用するものなど、作り方も様々です。
色々な味、スタイルの「クロックムッシュレシピ」があるので、興味があったら、複数試してみると面白いと思います。
ぜひ、作ってみてくださいね!!
・サンドイッチレシピ
↓↓今回作った「クロックムッシュ」の「サンドイッチレシピ」
![](https://utidepropanblog.com/wp-content/uploads/2022/06/DSC_1835-720x1024.jpg)
・「サンドイッチレシピとは?」こちら↓↓
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