プレッツェルはドイツ発祥のパン・焼き菓子などとよく言われます。
諸説がいろいろあって、フランス発祥という人もいるそうです。
組んだ腕のような形をしていて、少しずつ日本のパン屋さんでも見かけるようになりました。
お店では「苛性ソーダ」と言われる薬品を使って、あの独特な色を付けます。
しかし、日本で買う際には、使用用途や本人確認などが必要なところがほとんどです。
ちょっと買うのも大変なので、今回は「重曹」で代用して作っていきます。
・ドイツ・オーストリアのパン
・クノーブラウフシュタンゲン
・カイザーセンメル
・ミルヒブロート
レシピ

工程
今回のミキシング方法は、始めからすべての材料を混ぜ合わせるオールイン法です。
油脂もすべて始めから入れてミキシングします。
・オールイン法とは?
1、ミキシングする
すべての材料を一緒にして、ミキシングしていきます。

しっかりひとまとまりになったらOKです。

2、1次発酵をとる
ミキシング出来たら、1次発酵をとります。
40分から1時間ほど発酵させます。

3、分割して、ベンチタイムをとる
1次発酵が終わったら、分割して、ベンチタイムをとります。
80gで分割します。

生地が硬く乾燥しやすいので、濡れ布巾をかぶせて、ベンチタイムをとります。
ベンチタイムは15~20分ほどとります。

4、成型する
ベンチタイムが終わったら、成型していきます。

生地を平らに潰して、棒状にします。


ここから50~60㎝ほどの長さに伸ばします。
両端に向けて細くなるように伸ばします。

交差して、両端をしっかり生地に押し付けてくっつけます。
※両端をギュッと押し付けておくのがポイントです。

タッパなどに入れて、蓋をしないで、そのまま冷蔵庫で30~40分ほど生地を休ませます。(乾燥させます)
※この後アルカリ性の液につけるので、その液が染みてしまうのを防ぐためにしっかり乾燥させておく必要があります。

5、ケトリングする
本来、プレッツェルは「苛性ソーダ(強アルカリ性)」につけるだけなので、ケトリング(生地を茹でる)工程はありません。
しかし「苛性ソーダ」を持っている人は少ないので、今回は「重曹」で代用していきます。
重曹を使う際は「沸かしたお湯に対して重曹(3~4%)を入れることで強アルカリ性」に変わります。
※もちろん「苛性ソーダ」ほどの強アルカリ性にはならないので、色づきは甘くなります。
↓↓冷蔵庫から出した生地です。(表面がしっかり乾燥しているのが重要です)

沸かしたお湯に重曹を入れると、一気に泡が発生します。

しっかり混ぜたら、生地をお湯の中に入れます。
30秒ほど、お湯に入れたら、すぐに出して、天板に並べます。

重曹液につけたら、カットして、塩を振ります。

※使用する天板によっては、焼成後に生地がくっついて大変なことになるので、必要に応じて、クッキングシートを敷いてください。

6、焼成する
230℃にオーブンを予熱しておきます。
※重曹液につけた後、すぐに焼成したいので時間を逆算して予熱しておきましょう。
230℃で15分~焼成します。
しっかり色が付いたらOKです。


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