「ミルヒブロート生地」レシピ!!

パン レシピ
DSC_1214



ミルヒブロートの「ミルヒ」はドイツ語でミルク(牛乳)、「ブロート」とはブレッド(パン)のことです。

つまり「ミルクブレッド」や「ミルクパン」という意味です。

今回は、名前の通り、ミルクが効いたコクのあるパン、「ミルヒブロート」を紹介します。

生地を作った後、分割して丸めて冷凍しているので、あとは焼きたいときに解凍して、成形、焼成することができます。

そのまま丸めて焼成しても美味しいですし、あんぱんやメロンパンなどにするのもおすすめです。

ミルク/牛乳風味の生地なので、いろいろなものに合うと思います。

レシピ

工程

冷凍生地玉は「ミキシング→1次発酵→分割→冷凍」の流れ作ります。

分割まではいつも通りの工程と同じです。

1、バター以外の材料を一緒にして練る

無塩バター以外の材料を全て一緒にして、練ります。

ある程度表面が「つるっと」するまで練っていきます。(10程度)


↓↓ある程度表面がつるっとしたらOKです。
(つやが出る必要はありません。)

DSC_0848

2、バターを加えて練ります

無塩バターを加えて再度練っていきます。

今度は表面につやが出るまでしっかり捏ねます。


↓↓表面がつるっとして、つやが出るまで、捏ねたらOKです。

DSC_1186

3、生地を15分休ませる

生地を15分休ませます。その後、再度丸めます。

本来、パン屋さんではミキサー(パンを捏ねる機械)で生地を捏ねるので、しっかりと練ることができます。



しかし、それに比べて、手捏ね場合は、力が弱く、生地をしっかりと捏ねることができません。


そこで、捏ねた生地を少し休ませることによって、粉が水分を吸って、なじみ、しっかりとした生地を作ることができます。


※菓子パンや食パンなどのしっかりと捏ねる必要がある生地は、この方法を使うと良いと思います!!



↓↓タイマーで15分をかけて、生地を休ませていきます。

DSC_1187

↑↑後で数種類のパンをつくるので、2つに分けているだけです。(気にしないでください!笑)

4、生地を丸めてミキシング終了

15分経ったら、生地を丸めます。

これでミキシングが終了です。


↓↓再度丸めました。

DSC_1188

5、発酵(1次発酵)をとる

30℃で50~60分くらい発酵させます。
(捏上温度によって時間は前後するので、気を付けましょう。)


50~60分経ったら、「フィンガーチェック」をして、発酵の見極めをしていきます。

1、指に粉をつけて、生地に穴をあけます。
2、穴がゆっっっくり戻るくらいでOKです。
※穴が速く戻る場合→発酵不足。
 穴が深くなるor広がる場合→発酵過多

↓↓穴がゆっっっくり戻ってきたのでOKです。

DSC_1212

6、分割→丸め→冷凍する

1次発酵が終わったら、生地を分割して、丸めます。

その後、冷凍すれば冷凍生地玉の出来上がりです。

作りたいパンの種類によって分割重量を決めます。

今回は250g、60g、50gに分割しました。

DSC_1214

以上で「冷凍生地玉」の完成です!!


これでパンを焼きたい時に、生地を解凍しておけば、成型からスタートできます。


このように冷凍生地玉を作っておけば、家でも簡単にパンを作ることができます。

実際にお店でも冷凍生地玉を使って、毎日パンを作っています。

うちでプロぱんポイント

・水温調整


パン生地を練る時はいつも「水温調整」が必要です。
しかし、今回の生地の水分の大半は牛乳です。

基本的に、牛乳は冷蔵庫で保存していますよね。(常温保存用牛乳もありますけど、ほとんどの人が使っていないと思います。)

なので、牛乳を調温する必要がありますよね。


その時のやり方を紹介します。

私はこういう時は、液体材料を全部一緒にして湯銭をして調温します。

今回でいうと「牛乳、全卵、コンデンスミルク」です。


↓↓のように湯銭をしながら、混ぜて調温していきます。

DSC_1180

「湯銭」といっても、鍋に火をかけてする必要はありません!!
電気ポットなどで湯を沸かして、それを↑↑の写真のようにボールに入れて使えばOKです。

思っているより、簡単に温度があがるので注意です!!


目標捏上温度:26℃

今回の水温(液体材料をまとめたもの)は24℃前後で調整しました。

↑↑参考にまで。

コメント

タイトルとURLをコピーしました