「家でのパン作りに必要な12の道具」紹介!!

製パン豆知識
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突然ですが、パン作りに必要な道具って意外と多いですよね。

私自身も仕事をしていて、意外とパン屋さんの道具って多いなって思います。
でもそれは、効率よく仕事をするためだったり、特定のパンにしか使わない道具が意外と多かったりします。

では、家庭でパンを作る時はどうですか??

私もよく家でパン作りをするのですが、家でパンを作る時って意外と道具少ないんですよね。
それに、意外と安くそろえることもできます。

なので今回は、皆さんに、「これだけあったら大丈夫!!」というものを紹介します。

1、温湿度計

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「温湿度計」はパン作りにおいて絶対に必要な道具の1つです。

毎日、同じ場所で同じレシピを使ったとしても、水の温度や量を調節しないと同じものを作ることができません。

家でパンを作る際は、湿度はそこまで気にしなくてもいいと思いますが、気温は気にしたほうがいいですね。

水温調整しないときちんと発酵しないパンになってしまいますから。

2、水温計

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「水温計」は水の温度を調整する際に、必要な道具です。

1で紹介した温湿度計と合わせて、水温調整には絶対必要な道具です。

3、スケール(はかり)


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スケールも必要な道具ですね。

塩や砂糖、イーストなどの細かい分量なども量れるスケールがあるととても便利ですね。

実際にパン屋さんでも、小麦粉などをはかる大きいスケールと、小さいスケール、
他にもパン生地を分割する用のはかりなど、数種類のはかりを使い分けています。

4、タイマー

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「1次、2次発酵」や「ベンチタイム」などの「生地を発酵させる」時に必要になります。

もちろん、壁掛け時計や腕時計でも時間をはかれますが、時間を忘れないためにも必要な道具です。

スマホのタイマー機能やアラーム機能を使うのも良いと思います。

5、大き目のまな板

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できるだけ、大きくて重たいまな板がいいです!!
軽いまな板だと、パン生地を練ったり、叩きつけたりするときに、生地がまな板にくっついて浮いてしまうからです。

写真のまな板は「木」なので、洗った時にしっかり乾かすことが重要です。
実際に、木のまな板や木の麺棒などを天日干しをして乾かしているお店もあります。

個人的には、白いまな板(ポリエチレン)がおすすめです。
汚れや匂いが付く前、後でも漂白できるので、清潔に保つことができます。

6、ボウル

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パン生地を作る時の初めに「粉と水」などの材料を混ぜ合わせる時に使います。
途中から、まな板や作業台の上に出して、練りますが、初めは「ボウル」の中で混ぜる方が簡単です。

「カスタードクリームやメロン皮生地」、「カヌレ生地」などを作ったり、液体材料を混ぜたり、バターをホイッパー(泡だて器)で混ぜたりする際にも「ボウル」は必要な道具です。

7、タッパー

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「タッパー」は計量する時、生地を発酵させる時、それから、生地を冷凍庫で保存したりする時にも役に立ちます。

小さいもや大きいもの、それから、薄いものや厚さがあるものなど、様々なサイズのものがあると便利です。

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8、カード

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「カード」はとても便利な道具です。
生地を練る時、ボールやまな板(作業台)にくっついた生地をはぎ落したりするときに使います。

それから生地を分割する際にも役に立ちます。
本来、生地を分割する際には「スケッパー」という道具を使うのですが、家でパンを作る時には「カード」で代用できます!!

9、麺棒

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「麺棒」もよく使う道具の1つです。

「クリームパン、あんパン」、「食パン」などの成形で生地を伸ばしたり、「クロワッサンやパイ生地」などの折り込み作業でも必要です。

10、キャンバス布(パンマット)

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このキャンバス布は主にハード系のパンの最終発酵で使います。

この布の上でハード系のパンを休ませることによって、生地が余分の水分を吸いっとくれて、きれいに最終発酵してくれます。

キャンバス布でひだを作るように、発酵をとることができるので、成形した形をきれいに保ったまま発酵させることができます。

その後、取り板を使って、天板に移して焼成します。

クッキングシートや布巾で代用すると、くっついてしまったり、それを避けるために粉を振りす義たりと、問題が起きやすいです。

11、カミソリ刃

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「カミソリ刃」は「バゲット」などのハード系のパンの「クープ」で必要になります。

「クープ」とは簡単に言うと、バゲットなどの表面にある「割れた模様」のようなものです。


「ハード系」のパンはクープがあることで、焼成時に適度に水分が抜けて、きれいに膨らみます。

また、最近では「クープ」できれいな模様をつけて、様々なハード系のパンを販売しているお店も多いです。(映えるので!笑)

12、刷毛

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「刷毛」は「あんパン、クリームパン」や「ウインナーロール、バターロール」などの柔らかいパンを焼く時の、艶出し(塗り卵)作業に使います。


艶出し(塗り卵)とは最終発酵が終わって、焼く前に生地に「溶き卵」を塗る作業です。

均一に薄く「溶き卵」を塗って焼成すれば、きれいな艶が出た仕上がりになります。

以上、今回は「12個」のパン作り道具を紹介しました。

この「12の道具」は私自身、家でパンを作っていて、よく使うし、便利な道具だと思っています。

それに、値段もかなりお手頃で買い揃えることができるものです。


もちろん、他にもあったら便利な道具はたくさんあると思います。

ただ、個人的には、必要最低限の道具を使って、「材料」の方にお金を使うほうがいいと思います。

例えば「ナッツ、ドライフルーツ」なども意外と高いですし、小麦粉も「国産小麦」や「石臼挽きの小麦粉」など、少しこだわったものは、結構な値段しますよね。

なので、「材料」にお金をかけて、「おいしいもの」や「映えるもの」、それから、同じレシピで小麦粉の種類だけを変えて、違いを比べてみるなどの勉強しながらも楽しいと思います!!

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