フロランタンはフランス語で「フィレンツェ」という意味です。
王妃の出身地がフィレンツェだったことから、この名前がついたといわれています。
しかし、「ドイツが発祥地だとか、イタリアからフランスへ伝わって、そこから世界に広まった」などといろいろ諸説があります。
お店で作るフロランタンは「バターの量も多く、生クリームや粉糖」などの材料をよく使います。
お店では、他にもたくさんのパン、焼き菓子などがあるので、材料が残ることはほとんどありません。
しかし、たまにしか家で作らない人は、「生クリームが余ったり、粉糖がずっと冷蔵庫で眠っている」なんてことが、よくあると思います。
なので今回は、わりと家にあるものだけで、作れる「シンプルなレシピ」にしました。
レシピ

※米油は「サラダ油や太白ごま油」などでも代用可能です。
工程
フロランタンは2つの工程があります。
工程1:下のサブレ生地/クッキー生地を作る
工程2:上のキャラメル・アーモンドを作る
サブレ生地を焼いてから、その上にキャラメルアーモンドを乗せて、再度焼きます。
工程1、サブレ生地を作る
今回は「フードプロセッサー」を使って生地を作ります。
もし、家にフードプロセッサーがない場合は、ボールに材料を入れて、ゴムベラなどを使って作ってください。
パンみたいに練ることがないので、簡単にできます!!
1、材料を全て一緒にして混ぜる
サブレ生地の材料を全てフードプロセッサーに入れ、回します。

材料がすべて、混ざればOKです。
途中でゴムベラで回りについた粉や油などをそぎ落として、均一に混ざるようにします。
↓↓くらいまとまったら、作業台やまな板の上に出して、ひとまとまりにしていきます。

↓↓ひとまとまりにしました。

2、冷蔵庫で30分休ませる
生地をラップで包んで、冷蔵庫で最低30分は休ませます。
この時、短時間で生地が均等に冷えるように、ある程度平べったくしておくと良いです。
※生地を冷蔵庫で休ませることで、焼き縮み(焼成時に縮むこと)を防ぐことができます。

3、成形する
生地が冷えたら、成形していきます。
3~5mmに伸ばして、セルクル型で抜きます。
型で抜いたら、そのまま、型に入れた状態で天板に並べます。
※セルクル型以外にもスクエア型(四角の型)や大きい型を1つ使ってもOKです。


4、焼成する
成形できたら焼成します。
190℃に余熱が必要です。
余熱が終わったら、190℃で10~12分くらい焼成します。
うっすら焼き色がついたらOKです。
(このあと、もう一度焼きます。)

工程2、キャラメル・アーモンド
1、鍋に材料を入れて火にかける
キャラメル・アーモンドの材料を全て鍋に入れ、弱火で火にかけます。
※キャラメルはとても熱くなるので、やけどに注意です。

焦げないように、ゴムベラや木べらなどでゆっくり混ぜながら、バターや砂糖を溶かしていきます。

ゆっくり混ぜながら、アーモンドスライスに少し色がついたところで終了です。

2、サブレ生地の上に乗せる
キャラメル・アーモンドが熱いうちに、サブレ生地の上に広げます。


3、焼成する
200℃に余熱が必要です。
余熱が終わったら、200℃で10~15分焼きます。
10分経ったところで、一度、色を見て、そのあとの時間を調整します。
※キャラメルは意外とすぐに色がつくので焦がさないように注意です。

焼けたら、そのまま、少し粗熱をとって、型から外します。

うちでプロぱんポイント
今回はかなり、シンプルなレシピにしました。
本来、お店のフロランタンは、バターの量も多く、キャラメル・アーモンドを作る際に生クリームを加えたりします。
また、フロランタンの形は四角が多く、梱包するために、端を切り落としたりします。
そのため、ロス部分も多くなります。(スタッフが食べますが。。)
今回はそんな高い材料を使わず、なおかつ、ロスも出ないようにしてみました。
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