バターロール生地は名前の通りバターロールの生地ですが、「メロンパンやあんぱん、クリームパン」「惣菜パンや揚げパン」などにも使える万能な生地です。
実際にお店でも、こういった万能生地を1つや2つ使って、何種類ものパンを作っています。
レシピ

工程
1、オートリーズ法で仕込む
今回の「バター生地」ではしっかりとしたグルテン形成が必要になります。
お店であれば、ミキサーがあるので、問題はありませんが、家で作る場合はどうしても、捏ね不足になりがちです。
そのため、今回はあえて「オートリーズ法」を使ってパン生地を仕込んでいきます。
「オートリーズ法」は家庭でパン生地を作る際に、便利な方法の1つです。
・パンつくりの製法について
1-1、塩、イースト、バター以外の粉材料を混ぜる
「塩とイースト、無塩バター」以外の粉材料をボールに入れて、混ぜます。

1-2、全卵と牛乳の液体材料を混ぜる
全卵と牛乳の液体材料を一緒にして、混ぜておきます。

1-3、粉材料と液体材料を混ぜて練る。
粉材料(1-1)と液体材料(1-2)を一緒にして練っていきます。

粉っ気がなくなって、全体がある程度混ざればOKです。

2、20分休ませる(オートリーズをとる)
ここで「オートリーズ」をとります。
生地の表面にイーストを振りかけます。

乾燥しないように「ラップや袋、濡れ布巾」をかぶせて、20分休ませて行きます。
ここで生地を休ませることによって、水和させ、グルテン形成を強めていきます。

3、イーストを練り込む
オートリ―ズを20分とったら、振りかけていたイーストを練っていきます。
↓↓オートリーズ20分とりました。

↓↓イーストを練り込みました。

4、塩を加えて練る
イーストが綺麗に混ざったら、塩を加えて再び練ります。
↓↓塩を加えます。

↓↓ある程度練ります。
手で練りながら、塩がきれいになじむまで、練ります。

5、バターを加えて練る。
塩が綺麗になじんだら、無塩バターを加えて、さらに練ります。
↓↓無塩バターを加えます。

表面に「艶」がでるまで捏ねます。
↓↓表面に「艶」が出たら、ミキシング終了です。

6、1次発酵をとる
生地を乾燥させないように、ラップや濡れ布巾をかぶせて、発酵させていきます。
27℃~30℃で40~50分くらい発酵させます。

7、分割する
↓↓発酵具合をフィンガーチェックで確かめます。

・フィンガーチェックとは・・
1次発酵ができたら、分割します。
今回は50gに分割しました。
(作りたいパンによって分割重量を変えてください。)

8、冷凍する
乾燥させないようにして、冷凍すれば「バター生地」の完成です!!

うちでプロぱんポイント
・冷凍生地玉
今回は「冷凍生地玉」です。
1次発酵の後、分割、丸めを行い、すぐに冷凍させます。
そして使う前日もしくは、当日の朝に、冷凍庫から冷蔵庫やドウコンに移し、解凍します。
解凍後は成形して、最終発酵を取り、焼成することができます。
パン屋さんでは、こういった「冷凍生地玉」をよく使います。
「冷凍生地玉」を上手に使えばお店だけではなく、家庭でのパン作りも簡単になります。
時間の有効活用にもつながるので、ぜひ、今回の作り方を参考にしてみてください!!
・冷凍生地玉で作るパンレシピ
・メロンパン
・コッペパン
・あんパン
・クリームパン
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