今回は「ソフトバゲット」の生地を作ります。
シンプルなレシピでシンプルな工程でつくるので、比較的簡単に作ることができます。
また、こういった「シンプルな生地」はとても便利で、パン屋さんでよく使います。
同じ生地を使って数種類の別のパンを作るのが目的です。
シンプルな生地なので、「ドライフルーツやナッツを練り込んだパン」や「チーズや焼きカレーパン」などにもアレンジできます。
また、焼成後に「バゲットサンド」や「ミルクフランス、明太フランス」などの加工用としても使えます。
・「基本のバゲット」レシピはこちら↓↓
レシピ

工程
今回のバゲットは「オールイン製法」です。
「オールイン製法」は全ての材料を一緒にして練る、一番シンプルな製法です。
・オールイン製法とは?他のパン作り製法について。こちら↓↓
1、オールイン製法で仕込む
全ての材料をボールやタッパなどに一緒にして練っていきます。
↓↓すべての材料を入れました。

粉っけがなくなって、ある程度練れたらOKです。(10分くらい)
ミキシング時間が短いので、粉がダマになったり、イーストや塩が偏ったりしないように注意です。
↓↓10分くらい練ってミキシング終わりです。

2、60分発酵→パンチ→60分発酵→パンチ→60分発酵→パンチ
ミキシングが終わったら、パンチを3回行います。
「60分発酵させてパンチ」を3回繰り返します。
発酵温度は28℃前後くらいです。
この「パンチ」という工程は生地に力をつけることができます。
生地に力が付くと、グルテン形成がしっかりとでき、大きく膨らむバゲットになります。
「ミキシングが短い生地や水分が多い生地」などによく使う工程です。
↓↓の画像のように四隅を折るようにパンチをしていきます。
※参考にまで。

↓↓パンチが3回が終わりました。

3、90分発酵させる
3回のパンチが終わったら、最後に28℃前後で90分発酵させます。
↓↓90分発酵させました。

4、分割する
今回はバゲットを2本作るので、2つに分割します

↓↓2分割したら、ロールケーキのように巻いておきます。(成型しやすい形にしておきます)

5、ベンチタイムをとる
ラップや蓋をして、生地が乾燥しないようにして、ベンチタイムを取ります。
15~20分生地を休ませます。

6、成型する
ベンチタイムが終わったら、成型します。
↓↓の画像のように成型するときれいにできます。
※参考にまで

↓↓成型しました。

成型したら、キャンパス(布)に乗せます。

7、2次発酵(最終発酵)をとる
28℃~30℃で40分くらい発酵させます。
↓↓40分発酵しました。

8、焼成する
2次発酵が終わりそうになったら、オーブンを一番高い温度で予熱しておきます。
バゲットをキャンパス(布)から天板に移して、クープを入れて焼成します。
↓バゲットに少し粉を振って、取り板を使って、天板に移します。

・「現場でプロも使う取り板の作り方」はこちら↓↓
↓↓天板に移しました。

クープ(切れ目)を3~4本入れます。
油脂が入っているので、少し深めに入れたほうがいいです。

予熱が終わったら、オーブン内に霧吹きを多めに吹いて、240℃に温度を再設定して10分焼きます。
その後、230℃に温度を落として、10分くらい焼きます。
※オーブンによっては温度が異なるので、焼成時間は調整してください。


↓↓バゲットサンドに加工しました。↓↓

うちでプロぱんポイント
・ミニバゲット
ミニバゲットは分割重量を変えるだけで作ることができます。
ミニバゲットは「サンドイッチやガーリックブレッド、ミルクフランス」など様々なものへ加工しやすいです。
また、冷凍保存もできるので、現場(パン屋)でも、よく使われます。

・残ったバゲットの加工
自分でバゲットを作ったり、買ってきてして、バゲットが少し余ったりすることがありますよね。
そうした時は、タルティーヌやラスクがおすすめです。
・おすすめのバゲットのリメイク
・ハニーシュガーラスク
・スイーツ・タルティーヌ
・パッパ・アル・ポモドーロ
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