「ウールパン」とはパンの表面がウール(毛糸)のように見えることから、そう呼ばれているそうです。
今回は中に「栗あん」を巻き込んだアレンジ版を作ります。
栗あん以外にも「粒あん」や「カスタードクリーム」、「シナモンフィリング」や「チョコレートフィリング」などを巻き込んでもおいしくできます。
季節限定で「パンプキン、紫芋フィリング」など作ってもOKです。
レシピ

※3、栗あん、などのフィリングを常温に戻しておきます。
パン生地とフィリングの温度があまりにも違うと、発酵させる際にパン生地の外と中で温度が変わり、発酵ムラが出てしまうことがあります。
工程
今回は「オールイン法」で生地を仕込みます。
また、「折り込み」を利用して程よい程度のグルテンを作るので、短時間(10分程度)でミキシングが終わります。
・「オールイン法とは?」こちら↓↓
1、材料を全てボールに入れて練る
材料を全てボールに入れて、練っていきます。
↓↓材料を全てボールに入れました。

↓↓ある程度まとまったら、作業台に出して、練っていきます。

↓↓ある程度練りました。(10分くらい)
あまり、グルテン形成ができてないですが、あとで折り込むので、大丈夫です。

2、20分生地を休ませる
35℃で約20分生地を休ませます。
↓↓20分休ませました。

3、折り込みをする
生地を20分を休ませたら、「3つ折り」を2回連続でします。
ミキシング時間が短くグルテン形成が弱く、べたつく生地なので、手粉を少し多めに使っていきます。
↓↓1回目の折り込み
↓↓手粉を少し多めにつけます。

麺棒で伸ばします。
生地が柔らかいので簡単に伸びます。

↓↓3つ折りをします。

↓↓1回目の「三つ折り」が終わりました。

↓↓2回目の折り込み
続けてもう1度、三つ折りをします。
向きを90℃変えて、同じように3つ折りをします。
↓↓90℃向きを変えます。

↓↓伸ばします。

↓↓3つ折りをします。

2回目の「三つ折り」が終わったら、タッパやバッドなどに入れておきます。

4、30~40分生地を休ませる
3つ折りが2回終わったら、35℃で30~40分くらい生地を休ませます。
↓↓今回は30分休ませました。

5、成形する
発酵が終わったら、成形します。
今回は、伸ばして「栗あん」を中に入れます。
栗あん以外にも、「つぶあん」や「チョコレートフィリング」などもできるので、お好きなフィリングを中に入れてください。
※フィリングは入れすぎると、火の通りが悪く、生焼けになるので注意です!!
5-1、麺棒で伸ばす
麺棒で生地を伸ばします。

5-2、伸ばした生地の1/3を残して、栗あんを薄く伸ばす
伸ばした生地の1/3を残して、栗あんを薄く伸ばします。
※あんこやフィリングを厚く塗りすぎると火の通りが悪くなるので注意!

5-3、上から巻く
栗あんを塗っていない部分を残して、上から巻いていきます。

5-4、ウール(毛糸)部分をつくる
ウールパンの1番の特徴部分のウール(毛糸)を作っていきます。
栗あんやフィリングついていない部分をナイフやスケッパーなどでカットします。
※切る幅は好みですが、ある程度細い幅で切る方が、ウール(毛糸)っぽく見えます。
↓↓カットしました。

5-5、上から巻いて、型にいれる。
カットしたら、上から巻きます。
この時、使う型と同じくらいの幅になるとベストです!

ウール(毛糸)部分を上にして、パウンド型に入れます。

今回使った型は↓↓のサイズです。
※参考にまで。

・「ラムレーズンロール」レシピ
6、最終発酵させる
成型がが終わったら、最終発酵を取ります。
35℃で50~60分くらい発酵をとります。
中に栗あんやフィリングが入っているので、生地が膨らみににくいので我慢して待ちます。


7、焼成する
最終発酵が終わったら、焼成します。
180℃で予熱が必要です。
予熱が終わりそうになったら、生地の表面に「塗り卵(ドリュール)」をします。

↓↓塗り卵をしました。

・「プロの塗り卵/ドリュールの作り方」についてはこちら↓↓
塗り卵が終わったら、焼成ます。
180℃で約40分焼いていきます。
「生焼け」を防ぐために、ゆっくり焼いていきます。
↓↓綺麗に焼けました。


断面も綺麗です。

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