皆さん、パンを作る時、使う粉は何ですか?
強力粉、中力粉、薄力粉?・・・
やっぱり、強力粉が多いと思います!!
実際にあんパンやメロンパン、食パンなどのレシピを調べても、強力粉で作るレシピが多いです。
実はこれ・・日本のパンだからなんです!!
本場のクロワッサンやデニッシュ、バゲットやブリオッシュなどは・・強力粉を使いません!!
中力粉を使うんです!!
え?中力粉!?
日本では、うどんなどの麺類を作る時に中力粉を使いますよね。
でも実は中力粉って、パン作りにとても向いているんです!!
パンのレシピで強力粉と薄力粉を混ぜて使うレシピを見たことがありませんか。
あれは、実は中力粉を作っているんです!!
すごい簡単に言うと・・
グルテン形成が強い強力粉とグルテン形成が弱い薄力粉を混ぜることで、その間の粉(中力粉)を作っています。
実は、日本のパン屋さんだと「準強力粉」というものを使って、バゲットやカンパーニュなどを作っています。
いわゆるこの「準強力粉」が「中力粉」になります。
もちろん、製粉会社や商品によってはしっかりと準強力粉と中力粉を区別しているところもありますが、たんぱく含有量の範囲が重なっているところもあるので、まとめて、スーパーなどでは「中力粉」として、販売しているところもと多いです。
・「中力粉の作り方」について
フランスやドイツなどのヨーロッパ、それからアメリカなどの欧米圏で、スーパーへ行くと、「All purpose flour」というものが多く売っています。
この「All purpose flour」が日本語で「中力粉」になります。
英語や外国語でレシピを検索すると、ほとんどが「All purpose flour」を使うようになっています。
つまり、本格的な外国のパン、バゲットやクロワッサンなどを作りたい場合は「中力粉」を使った方が、本場の味や食感に近くなります!!
もちろん、日本のパン屋さんでは、日本人向けのパンを作るので、強力粉だけや、強力粉と中力粉などを混ぜて使ったりしているところもあります。
100人いたら、100通りのやり方や考え方があるので、絶対にこれが正しいとは言えませんが、もし、すこしでも興味があるなら、「中力粉」を使ってパンを作ってみてください!!
・うちでプロぱんポイント
作りたいパンが決まったら、どこの国のパンか調べてみてください。
もし、アメリカやヨーロッパのパンなら「中力粉」を、日本のパンなら「強力粉」を使うことで、現地のパンを再現しやすくなります。
・「中力粉で作る」パンレシピ
・バゲット
・クランペット
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