「たんぱく含有量の調整方法」について。

製パン豆知識

パンのレシピでは強力粉以外にも中力粉や準強力粉を使うレシピが多いです。

特にヨーロッパでは準強力粉を使って、バゲットやブリオッシュ、クロワッサンなどを作ります。

中力粉と準強力粉の違いとしては、さほどありません。
製粉会社や商品によっては、強力粉と薄力粉の間のたんぱく含有量であれば、中力粉として、商品にしているところもありますし、強力粉と中力粉の間のたんぱく含有量のものを準強力粉として販売しているところもあります。

また、ヨーロッパでも、準強力粉と呼ばれる中にも、たんぱく含有量が多いもの、少ないものがあるので、同じような状況と言えます。

たんぱく含有量の調整式

強力粉と薄力粉のように、たんぱく含有量の違う粉を混ぜてその間の小麦粉を作るためには計算しなければいけません。

色々な計算式があるのですが、個人的に一番、パン作りおいて、使いやすい計算式を紹介します。

2つあるのですが、基本は同じで、どちらを基準に計算するか。だけです。

①強力粉から求める計算式
②薄力粉から求める計算式

①強力粉から求める計算式

②薄力粉から求める計算式

まとめ

このようにしてどちらかの計算式に当てはめれば、たんぱく含有量の調整ができます。

強力粉と薄力粉を使って計算しましたが、もちろん、強力粉と中力粉を使うこともできます。

このように薄力粉の代わりに中力粉を当てはめて計算することもできます。

また、あまりないと思いますが、中力粉と薄力粉を使って、その間のたんぱく含有量の小麦粉を作ることもできます。

大体どこのスーパーでも強力粉と薄力粉は売っているので、わざわざ中力粉や準強力粉を探して買わなくても良いと思います。

また、中力粉や準強力粉は意外とコスパが悪いので、日常でよくパン作りをする人なら、強力粉と薄力粉で調整したほうが安くなる場合も多いと思います。

それから、色々なたんぱく含有量の小麦粉を使うことで、作られるパンの幅も広がると思います。

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